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中学受験をさせると
決めている親御さんへ

中学受験は小学1年生〜3年生までに

「学力の土台」と「思考力」を身につけることにより、

お子様が無理なく乗り越えられる可能性が高くなります。

 

特に難関私立中学の受験は単なる暗記だけでは合格できません。

入試問題もそのように作られています。

 

だから、小学校低学年からの無理のない準備が大切なのです。

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​<中学受験の問題の意図とは?>

本来中学受験に出題される問題の意図は、

考える頭・工夫できる頭を持っているかどうかの診断になります。

 

ところが出題意図とは裏腹に、入試には時間制限があるためにパターン学習で対応する方が合格の確率は高くなります。

 

ただし受験勉強に入る前に、パターン学習に耐えるだけの格段に多様な

思考回路の作成を終えていなければなりません。

 

こうすることで、パターン学習をしても悪影響を受けずに効果的な学習ができ、結果として難関私立にも合格するのです。

 

低学年のうちの多種多様な思考回路の作成が、パターン学習の悪影響の予防になり本当の学力となるのです。

 

そのような「健全な中学受験をする」ためには、2つのポイントを押さえることが重要です。

​<低学年のうちに本物の思考力をつける>

1つ目のポイントは、

「低学年のうちに受験のパターン学習に捉われない本物の思考力をつける」ことです。

 

低学年のうちに、「分かること=言葉からの視覚イメージの再現」と

「考えること=再現視覚イメージの操作」を練習し、思考回路をつくります。

 

それにより受験勉強を一切したことがない小学生が、

「じぶんの頭で考え抜く思考力」をつけることができ

中学の入試問題を解けるようになるのです。

 

これは珍しいことではなく、無駄な学習をさせずに

お子様の成長に合ったタイミングで、正しい手法を使って思考力を養成すれば

誰もがそのようになるのです。

アンカー 2
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​<最短で受験勉強を行う

2つ目のポイントは、「志望校へ向けた最短での受験勉強を行う」ことです。

 

「健全な中学受験」をするためには「中学受験はなるべく短く」したほうがいいと考えてください。

 

中学受験(12歳まで)のための勉強をなるべく短くしたほうがいい理由は、

パターン学習が思考の発達を阻害してしまうからです。

 

前述したように、本来中学受験に出題される問題の意図は

考える頭、工夫できる頭をもっているかを診断することにあります。

 

ところが、入試には制限時間があるためにパターン学習で対応するほうが

合格しやすいため、大手の受験塾はテキストの解き方を全てパターンとして教え

大量の宿題で解き方を覚えさせます。

 

これが中学受験により「思考力がつかない」という恐ろしい状態です。

 

では、どのように中学受験を短くしながら合格できるのでしょうか?

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​①志望校を分析し必要な学習量を把握する

どの受験校にも合格最低ラインがあります。

たとえば合格ラインが51%〜55%の場合、

入試問題100問中51問〜55問正解すれば合格ということです。

 

だからといって、受験テキストの51%〜55%をマスターするのとは違います。

一番難しい難関校は受験テキストの100%を学習して、

その中で51%〜55%を正解するということです。

 

それが中堅校であれば、出題範囲が限定されるので

テキストの70%ぐらいの学習の中で、51%〜55%を正解すればいいということです。

 

つまりテキストの70%×51%〜55%=約36%〜39%をマスターすればいいとうことになります。

 

例えば、開成の合格最低ラインは61%なので、

受験テキストの39%は不要ということになります。

従って、余裕をみて61+10=71%をマスターすればいいのです。

 

明治大学附属明治も合格最低ラインは61%ですが、

問題の難易度が異なるので、70%×61%〜=約43%

余裕を見て受験テキストの43+10=53%をマスターすればいいのです。

 

もちろん、最初からギリギリの線を狙って勉強する人はいないでしょう。

ですが、ここで重要なことは現実的にいかに子供たちが無駄な学習をさせられているかということです。

 

「健全な中学受験」をするためには、志望校の入試問題を分析し

受験テキストから合格のために必要な部分をお子様に合わせて選定することが大切です。

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​②過去の設問解釈をし考え方・答え方を志望校のレベルに合わせる

中学受験では過去問の勉強方法が重要です。

ただ単に解いて点数を出して、やり直すだけでは力になりません。

 

過去問は何度も復習し、問題を解くときに必要な考え方・感性をマスターします。

そのためには、全教科の過去問を丁寧に読み上げて語句や文章の不明瞭な点を解説する。

設問解釈を加えながら、答えにつながる「考え方」を教える。

子どもの考え方・感じ方を聞いて、受験問題での考え方・感じ方を比較修正する。

答えの暗記でなく、考え方をマスターできているかを、新しい過去問を解く際に確認する。

 

また、学力を点数力に変換する「設問解釈」も大切です。

 

これは過去問をやる際に、同じ種類の設問だけを続けて解いていきます。

1つの問題文で1つの設問しか解かないようにします。

このときに、必ず設問が求めていることが何であるかを確認しながら進めます。

これを行うことにより、すでにどんなことが設問としてでてくるかは頭が感じていますので、

いままでの漠然とした過去問の読み方、解き方とは違ってくるのです。

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​<最後に>

以上のように、中学受験にはお子様に負荷をかけすぎない「やり方」があります。

志望校対策を適切に行うことにより、90%〜100%の精度で予想し、75%を確実にとれるように仕上げることができるのです。

​「健全な中学受験」をするためにも、まずは親御さんが上記のことをしっかりと把握をし中学受験対策をしてください。

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