Freewill Education
Freewillの低学年教育の考え方
なぜ小学1年生〜3年生の学習が大切か?
お子様が以下のような状態だと、要注意です。
✔️「わかんない」「習っていない」と言って、問題文を読もうとしない
✔️ 考えずに「たすの?ひくの?」と聞いてしまう。
✔️ 考えればわかるのに「できない」とすぐにあきらめる
このように「じぶんの頭で考え抜く」という学習習慣をつけないと
小学4年生以降で、問題が解けなくなってしまいます。
私たちは18年間で約4000人の生徒さんたちを指導していく中で、
小学校4年生以降で伸びない子を見て大きな危機感を抱きました。
小学校低学年の時に満点ばかりとっていた子が、小学校高学年や中学生になると、
特に原因があるとも思えないのに、急に「わからない」と言い出すことがあります。
それは低学年の時期に深く学習することを怠った結果、表面的な理解に止まってしまうことが原因だと考えられます。
低学年にすべきこと、つまり考える力の養成をしないで暗記力と計算力で点数をとっていた未発達な子供たちが高学年で学業不審に陥っているのです。
人は通常、9歳前後を境に思考形態が変わるようになっています。
この境を乗り越えることで成熟した考え方ができるようになるのです。
ところが頭の中での言葉の操作(思考)が十分にできないと、
この境を乗り越えられなくなってしまうのです。
9歳までに「学力の土台」と「考える力」を
身につけることが大切です。
「9歳の壁」という言葉をご存知でしょうか?
お子様の「学力の土台」や「思考力」をつかさどる思考回路の構築は
9歳までが非常に重要なのです。
その重要な時期に、大量・高速・徹底反復・パターン学習に代表される
詰め込み式学習は、9歳の壁を乗り越える「思考力」の養成にマイナスに働きます。
低学年の時期には「やってはいけない勉強」があるのです。
そのことをしっかりと周りの大人が把握をして、
小学1年生〜3年生の勉強は「こだわって行う」ことが重要です。
「教えすぎる環境」から「教えない環境」へ
低学年の時期に大人が全てを教え、学びをパターン学習化させるだけでは、
子供の思考力は育ちません。学習に対する自主性も育ちません。
その子に最適な問題を与え、教えず、ヒントも与えずじっと待つ。
子供はすぐに答えが出ない問題を考えながら、自分の頭で問題を解くこと自体を楽しむ。
本来子供は考えることが得意なのです。
ただ、その狭く深く考えるという環境が今の子供たちには全くない。
Freewillでは考えるとは具体的にどうすることかを、最初からきちんと体験を通して育むことが
小学校低学年の教育の第一歩だと考えています。
そしてこの万能な「学力の土台」と「思考力」を身につけることにより
その後の学習が”楽=楽しく”なるような力をつけていきます。
Freewillが考える「学力の土台」とは?
「学力の土台」がないと「考える力=思考力」は身につきません。
それでは学力の土台とはなんでしょう?
それは、言葉や文章を頭の中で具体的にイメージとして再現できる力(=理解力)です。
そのような「豊かなイメージ再現力=理解力」をつけるためには、
1、基礎学習能力 2、好奇心や探求心 3、継続的な学習習慣の習得
を低学年のうちに、身につけることが必要です。
Freewillでは低学年のうちにそれらの力がつくように、
最適な学習環境と教材、そしてトレーニングされた講師を用意しています。
Freewillが考える「考える力」とは?
小学4年生以降の学習につながる豊かな思考力とは、
頭の中でイメージ再現したものを操作する力、「イメージ操作力」です。
この「頭の中の豊かなイメージを操作する力=思考力」をつけるためには、
1、論理的思考力 2、創造的思考力 3、忍耐的思考力
を低学年のうちに、身につけることが必要です。
Freewillでは算数と国語を通してこれらの力を無理なく身につけられるよう
体系立てたカリキュラムを開発し授業を行います。
どのように「学力の土台」と「考える力」を身につけるの?
<算数を通して>
Freewillの算数メソッドの一つに「良質な文章題」があります。
文章問題の日本語が意味する「論理構造」を、絵に書くことで明確化します。
問題文にでてきた言葉を全て絵や図にすることで、文の意味を正確に把握していき、論理的な思考のプロセスが視覚化されます。情緒的な想像力と論理的な思考力が分断されずに育っていくのです。
<国語を通して>
国語的内容の理解とは「視覚イメージの流れ:複数の視覚イメージを細部に注意することなく流す」ことを意識することです。
ですから、国語の読解力とは視覚イメージの再現とその移り変わり(流れ)に重点を置くことなのです。この力をFreewillの国語メソッドではつけていきます。それにより論理的思考力や創造的思考力を養っていきます。
<野外体験を通して>
定期的に五感を伴った体験をすること、そして良質なインプットを体全体からすること。それが小学4年生以降の学習の土台となるのです。
Freewillの低学年キッズクラスでは季節ごとに野外体験を行い「体験型探求」をします。
野外活動は、子どもたちが五感全てを使うことで、
教科書で学ぶ知識が生き生きとした体験に変わります。
自然の中での新しい体験は、子どもたちの創造力と問題解決能力を高め、
自分で考え、行動する力を養います。
これらの体験は、子どもたちの成長にとって貴重なものになるのです。